ロープウェイの向こう ｜ ウマスタジオ

3. ロープウェイの向こう

緑の香りが涼しくにじむ
雲の上 街並み見下ろして

澄んだ空気をひとつ飲み込む
君と二人で過ごす時間に
幸せだけが染みてゆく

出逢った馴れ初めの頃 理由もなく思い出した
初めて交わしたあいさつ 今思うと照れるけれど
思い出が重なれば 寂しい歌はいらないね
そんな素直 胸に留める

なびいた髪が優しく揺れる
あどけない横顔なでながら

君を見つめた 君が笑った
言葉にできない胸のうずきが
二人の息を近づける

笑顔はここに伝えて 君と二人で笑おう
涙はここへ流して 君の悲しみ抱きしめる
あるがままそばにいて 全部ここにぶつけといで
僕は君のために生きる

心に勝てる言葉が少なすぎて もどかしいけど
並べた音が少しでも 想いを届けてくれるように
君のままいればいい そんなに自分を責めないで
空と風が君を包む